中島ガーデン 【2001年日本建築学会作品賞】

【近代建築研究所にて設計・監理担当】

地方都市における「路地型集合住宅」の提案
この計画は戸建て住宅と中層階型の集合住宅の中間的形式として
低層高密度住宅を見直すことを目指した
性格の曖昧な隣棟空間をなくし、住戸の接地性を高めるよう
各住戸はそれぞれ専用庭を持ち、路地状アクセスにより結合されている
また、敷地周辺に富士山の雪解け水が原水の水路が走る豊かな環境を取り込むように
井水を利用したせせらぎや池を設け、路地や広場など共用外部空間には色彩豊かな植物を配した環境とした
高密度な空間構成による良質なコミニティーの形成と豊かな共用空間の創造によって
賃貸住宅であっても、愛着と安らぎを抱き長く住み続けたいと願える住まいとなった
PHOTO: 堀内広治